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シャカイを、つくる。(仮)

僕たちが生きるこの社会をより良いものにするために必要だと思ふことをだらだら考え、提案する。そんなやつです。よろしく、どーぞ。

参院選を前にあえて主張したい!「選挙制度は嫌いでも、民主主義は嫌いにならないで下さい」

*** 参院選を前に・・・・・・

どーも!梅雨のくそ蒸し暑いなか、皆さんいかがお過ごしですか?

つい、最近「このブログではさしあたり社会保障制度について書く!」と宣言したにも関わらず、今日は社会保障とは直接的には関係ない事書きます(笑)

いや、というのもですね、
先日(2016年6月22日)、「参院選を前に若者は何を考えているか?」ということをテーマに某テレビ局の取材を受けまして、、せっかくなんでこの件について書きたいなーと思ったわけです。

 後述するように昨年東広島でデモを企画したことで一時期新聞やテレビから何件か取材が来たわけですが、その結果の記事や放送を見た時に、「俺、こんなこと言ってない!」とか、「ここだけ切り取られたら意味変わるやんけ!」とかいうことがちょくちょくあったわけです。(ちなみに今回取材して頂いたテレビ局は、僕らの話をすごくよく聞いたうえで編集をして頂いた経験があるので信頼を置いています)
※誤解されたくないので一応付言しときますが、僕は別にメディアdisりをしたいわけじゃありません。自分の考えをうまく伝えることができなかった僕の力不足って可能性もありますし。

なので、一応、放送される前に僕のホンネの所を先制しておきたいと考えたわけです(笑)

それに参院選まであとちょっとですし、このブログの仮題を「シャカイを、つくる」としている以上、避けるべきではないテーマだとも思いますし。


取材の理由と内容・・・・・・

さて、そもそも何で僕がテレビ局から取材を受けたのかというところから簡単に説明をしておきます。
実は、僕は昨年の7月20日に「7.20東広島デモ」と題して、大学の友人たちと安保法制案の決め方に反対するデモを企画・実行しました。その時の思いや動機、なぜデモという方法を選択したのかについては下のFBページを見て頂くとして、当時SEALDsが話題になっていたことや東広島では初(?)の学生主体のデモ(本当かどうかは知りませんw)ということもあって地方メディアの関心をひいたわけです。

https://www.facebook.com/demo.higashihiroshima720

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でもって今回、「昨年デモを企画した学生は、参院選を前に何を考えているのか?」という点について、追跡取材みたいな感じで話を聞かせてほしいという話が入ってきたわけですね。

取材での質問は基本的に以下の感じでした。

①昨年7月に安保法制案の「決め方」に異議を唱えるデモを行ったナガイさんは、今回はデモという形をとらないのか?
②若者の政治的意識の低さが度々指摘されますが、この件についてどう思うか?
 (≒若者に言いたいことは何かあるか?)
③今回の選挙について(選挙権が18歳に引き下げられたことや、改憲の是非に関する争点など)どう思うか?

というわけで、放送でどのような編集がされるか分かりませんが、こうした質問に対して僕が答えた内容とその意味をここに記録しておきま~す!


参院選を前に「若者」ばっか注目されるけど、おじさんやおばさんの政治意識はどうなってんの?


 さて、①の「今回はデモをしないのか?」という質問にはどのような意図があるのでしょう?
おそらくテレビ的には昨夏のデモから、7月の選挙という流れのなかで「安保法制案をめぐる議論で政治的に『覚醒』した若者たちの〝熱″は約1年後の今も冷却されることなく続いているのか?」という「物語」の検証という意味あいがあるのだと思います。

だとすると、最もテレビ的なコメントは……
「昨年からの思いを今回もデモで意思表示したいと思います!!」
ということになるでしょうね。

でも、僕は今回デモをしません。

何故なら、
僕にとって「デモは政治参加のための手段の一つにすぎないから」

です。

でもって、「今回は『選挙』という民主主義国家における極めて基本的な政治参加の手段が目の前にあるからわざわざデモで意思表示せねばとも思わない」わけです。

そもそも、僕が政治に関心をもったのは昨年のデモからじゃないし、(特に20歳以降)投票や友人との議論やSNSやらでずーっと政治的な意思表示をしてきたつもりです。
なので僕個人としては「最近、若者が政治に目覚めてきた!!」という描き方自体に違和感があります。デモっていう目立つことしてなくても主体的に政治に関わってきた若者なんて昔から一定数いたに決まってますからね。

 大体、50、60とかのおじさんやおばさんの投票率が若年層より高いからといって、おじさん世代や年齢階層の高い人達の政治意識が若者より高いという評価も僕にはよく分からないんですよ。

 特になーんも考えずに「地域のつながり」とかで投票したり、自分たちで選んだことは棚にあげて「政治家はなっとらん」とか毒づいてるおじさんやおばさんが、「投票している」というだけの理由で「政治的に成熟してる」なんて、ちゃんちゃらおかしいわい……
と、思ってきました。

だから、SEALDsとかに対して(それが批判的であれ好意的であれ)孫を見るような目で「まだまだ青いなー」だの「ようやく政治に関心もったかー」だのと上から物を言うのって、超ダサいじゃんって。いやいやいや、SEALDsとかが路上に出てる間あんたらはどういう形で政治的責任果たしてんのよ!!って。

分かってます。分かってますよ。毎回本気で考えて意思表示してる先輩方がいるってことは分かってます。

だから、もう、この際、

国民の政治的行為とかを取り上げる際、若者がどうとか年配者がどうとかっていうラベルで物語るのやめません?


 勿論、社会の人々の政治的資質がどうなってるかっていうのは、社会学的にも非常に大事な論点の一つだし(僕自身、すごい興味ある)、民主的で自由な社会を続けていくためにはやっぱり一定の政治的資質をみんなにもってもらわないと困る、、、っていう現実的な問題はある。
だからそこんとこを問い続けるのは学問的にも社会的にも大きな意義があるのは間違いないと思っています。

だけど、ある個人の政治的な行為や事象を前に、「政治意識が低いはずの」若者が……とか、そういうラベルを前提に置かれると本人の政治的主張が曲解されかねないと思うわけです。

だって、実際、SEALDsとか、「若い」ってだけで「政治的に未熟」って色眼鏡でみられた結果、「ただ目立ちたいだけ」みたいな評価されたりしてるじゃないですか。あれが50、60代のおっさん主体のデモだったら同じように「盛り上がりたいだけでしょ?」なんて意見出てきましたかね?絶対出てきてないでしょ。(わかんないけど(笑))

(あと、これは同じくデモを企画した人間として声を大にして言っておきたいんですが、デモをするなんてくそ面倒なこと、「ただ騒ぎたい」なんてモチベーションじゃ絶対できません。デモをするってなると警察に日時やらおおよその参加人数やらを事前に届け出ておく必要があるし、「全然集まらなかったらかっこつかないじゃん」って焦燥感に苛まされるし、よく分からないところから誹謗中傷されたりするし、「騒ぎたい」願望を満たすための手段としては割に合わなすぎる。)

 逆に、何年も前からデモという意思表示の方法で尽力されてきた人たちは「おじさん」という理由だけでメディアからはそっぽ向かれて、昨年はじめてデモを企画したぽっと出の僕たちはテレビやら新聞やらの取材を受ける……。これはこれで全然フェアじゃない。

色々話が散らかってきましたが……
「何で今回はデモしないの?」に対する僕の応答は、

昨年の夏のデモは普段からやってる政治参加の一つに過ぎないし、若者にばっか注目してdisったり持ち上げたりするんじゃなくて、世代とか性別とか関係なくそれぞれができる範囲で政治と関わっていけばいいじゃん。
って感じです!まあ、こんな尖った言い方はしてないのでそこは放送を見て頂ければ(笑)


選挙制度って欠陥だらけだけど、どうせならみんなで参加した方が絶対面白いと思う


②若者の政治的意識の低さが度々指摘されますが、この件についてどう思うか?
 (≒若者に言いたいことは何かあるか?)

これもテレビ的なコメントとしてウケがいいのは、

「僕は今回デモはやらないけど、主権者としての責任を選挙での投票を通じて果たします!みんなも、選挙行こう!」
みたいなことでしょうね。

「政治的関心の高い若者Aが、他の若者に対して啓発する」みたいな画……(笑)

でも、僕は今回こういう発言だけは絶対にしないと決めてました。
だって、選挙いくかどうかって、個人の自由ですから。
政治参加するかどうかも、個人の自由。
もっと言うと、デモが政治参加の一つの手段にすぎないように、
選挙での投票も政治参加の一つの手段にすぎないのであって、
投票行ってない=政治参加してない、ですらない。

ただ!

一方で、選挙に行こうが行かまいが、「みんなで政治家を選んで国のあり方を決める」っていう責任から、有権者は誰も逃れられない、という話はしました。(使われてるか分からないけど(笑))

たまに、「社会の制度や政策のことをよく分からない自分が投票に行くのは……」とか、
「自分の意見に自信がない」といった理由で投票に行くのを躊躇するという人の話を聞きますが、

白票だろうが無投票だろうが、全部、一票なんですよ。
仮に与党の政策がとんでもない事態を引き起こしたとして、
「自分は選んでないから責任ない」なんてことは絶対にありえないんですよ。
だって、「選ばない」という選択をして、「どこにも入れない」という行為を通じて選挙結果に影響を与えている
わけですから。

確かに選挙は政治参加の一つにすぎないし、
選んだ党がいつの間にか他の党と合体したり、
公約と全然違う方に走り出したり、
一票の格差」が違憲レベルだったり、

現在の選挙制度、代議制民主主義って欠陥ばっかりです。
選挙制度が好きになれない人の気持ちもよく分かります。

でも僕たちはこの制度によって生じる責任から逃れられないし、
どれだけ時間かけて考えても完璧な正解なんて分からないんだし、


どーせなら、みんなで決めてみんなで反省してみんなでまた軌道修正して……
っていうふうに選挙を盛り上げて、参加して、楽しんだ方がよくないですかね?

最終的な着地点が「みんなも、選挙行こう!」になっちゃってる感がハンパないですが、僕は単純に、みんなが何考えてるか知りたいんです。

「今の与党に不満がある人、どれくらいいるんだろう?」
とか、
「経済とか教育制度とか、市場の管理方法とか、みんな、社会のどういうことに関心があるのかな~」とか。
自分の考えがまとまんなくて苛ついてる人もいるのかな~とか。

そういう部分を、おおざっぱにだけど、選挙結果って示してくれるわけで。
その「結果」を一つのたたき台にして、世論とかみんなの意見とかについて
考え始めることもできるよなーと。


まあ、それでもやっぱり投票は行かないって人もいて良いと思うけど、
それならそれで、何らかの形で意思表示はしてほしいなーと。
SNSで社会や政治に関して思ってることつぶやいてみるとか、
そういうところから一人ひとりが意見を交わし合うなかで、
より良い社会をつくっていければいいのではないかなーと。

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選挙制度に中指を立てつつも、民主主義は諦めてほしくないなーと。

そんなことを、参院選を前にうだうだと考えています(笑)

というわけで、また放送日が決まったら告知しま~す!^^